お越しいただきましてありがとうございます。
今回はPCゲームのマブラヴシリーズの戦術機では久々のSu-11 フィッシュポット-Cです。
本機は2015年の夏コミで発売されたアージュ発行MUV-LUV ALTANATIVE LD09「BUILDLEGE」で掲載されたデザイン画を元に設計しました。
ちなみに、フィッシュポットというのはNATO側が割り当てたコードネームで、ソ連では単に型式「スー・アヂーンナツァチ」で呼ばれていたそうです。
カラーリングについて、冊子に掲載された白黒イラストからは何となくダークグレイっぽい気もしましたあ、作例では、実際のSu-11機体色となっているジュラルミン地肌の金属光沢を表現しました。具体的には、これまでの戦術機のようにグラデーションを使うのではなく、加工されたステンレス表面写真をテクスチャーとして貼り付ける方法を使いました。これは以前、デモンベインシリーズのカラーリングで使った方式です。
機体の端々に施した深緑も実機の尾翼端部のさし色を参考にしています。
加えて、実機尾翼に書かれた国旗や機体番号も、機体各所に施しました。ちなみに、機体肩の「Cy-11」はローマ字ではなく、キリル文字表現による「Su-11」です。
今回の設定画は背面やジャンプユニットも掲載されていたので、オリジナルデザインではありません。
白黒イラストから、武器ラックや火器はそれぞれ、他のF-5系の機体でも使っている武器ラック、MiG-25/31で作ったA-97突撃砲を流用しました。
また、機体各所に小さく赤いものが点在しているのは、実際の戦闘機などで施されている「CAUTION」「DANGER」「Maintenance hatch」などの注意書きです。Su-11はソ連製機体なので、もちろんロシア語表記にしてあります。
作例のサイズはこれまでのF5シリーズに合わせましたが、結果的に少し大きめになってしまいました。
今回も手首、肘、肩、腰、股関節、膝、足首が可動します。
(部品数:約400個、シート:A4x7枚)
武装に関しては、前述したとおりソ連機ということで、以前にMiG-25/31用に作ったA-97突撃砲を流用しましたが、試作機用ということで、銃剣は割愛しました。また、カラーリングに関しては、機体色に合わせて金属テクスチャを張り付けましたが、色合い的に真鍮製っぽい感じになってしまいました。
ジャンプユニットに関しては、設定画に従って立体化しました。尾翼先端のダークグリーンは実機の尾翼のカラーリングを反映したものです。また、いつものごとく、水平尾翼の端部には緑と赤の翼端灯を施しています。
今回独自のギミックとしては、従来の機体胸部背面ハッチの開放に加え、胸部前面ハッチの開放ギミックを盛り込みました。
また、胸部背面ハッチも、これまでのようなヒンジ開閉ではなく、引出式にしてみしました。
尤も、これらは設定画にないので、開閉構造を含め本作例オリジナルのギミックです。
また、今回の機体は、設定上では「F-5のコピー機」とありましたが、上腕部以外は完全に新規設計で、これのどこがコピー機なんだろうと不思議になりました。
特に、頭部は、これまでの戦術機の中でも最も複雑で、部品数も多いです。
細かい部品も多く、キットでは基本の厚紙パーツシートに加え、折り加工・曲げ加工のしやすい上質紙パーツシートも付属させました。(実際、額のアンテナは厚紙では作れませんでした)
他にも、腿や脛にも微妙な曲面のデザインで、ペーパークラフトのキットとしては非常に設計しにくいものでした。
(曲面が多いと、作り手の加減に依存するので、仕上がり形状が安定しなくなり、全体のゆがみや設定形状から離れた仕上がりになるのです。曲がり具合を規定する部品なりを設ければ、ある程度コントロールできますが、そのための手間や部品数が増え、作りにくくなる方向になります)
本器は2016年夏開催のコミックマーケット90で販売します。これまでは販売後にホームページの更新を行ってきましたが、さすがに2連続コミケに落ちただけあり、準備時間が多かったおかげで、販売前の更新と相成りました。
前回のクフィルの更新では、「F-5系全制覇」としましたが、正確には本機体と後継機であるSu-15の立体化を果たしてようやく全制覇と言えるそうなので、もう少し頑張ってみたいと思います。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送